選評
入社1年目の教科書

内容の薄っぺらい、仕事術や自己啓発本が多く出版されている中、本書はまさに「教科書」となる一冊。充実した内容に入社10数年の自分も読んで得るものは非常に多く役立つ本でした。20-40代ビジネスマンにオススメです!

三省堂札幌店 杉本佳文さん

社会人としてあたりまえのことが書かれているが、この商品がヒットとなった背景には、新入社員だけなく、年数を経ている会社員の購入もあるのだろう。基本を知るには良書と思う。タイトル、カバーのセンスが秀逸。

旭屋書店営業部仕入統括課 西山純子さん

タイトルの通り、若いビジネスマンに向けた仕事に対する心構えといった内容であるが、上の年齢の人間が読んでもあらためて「仕事とは?」と気付きを感じられます。個人的に「宴会芸は死ぬ気でやれ」の章は膝を打ちました。

三省堂書店神保町本店 篠崎凡さん

入社1年目の教科書、と書いてしまうことで対象読者を絞ってしまうかと思いきや、新入社員を指導する立場にある人や、ビジネスマンとしての基本に自信のない私のような社歴は長い方々にも受け入れられたようで、とてもよく売れています。爽やかな表紙に、厳しくもあたたかいメッセージのつまった1冊。

大垣書店烏丸三条店 吉川敦子さん

新入社員の頃、『入社○年目までに〜』といった類の本が苦手でした。それは、自分の未熟さと向き合う勇気がなかったゆえの苦手意識でしたが、今は、ビジネス書を読むことの大切さを自分なりに熟知しているつもりです。本書は若手ビジネスマンに是非とも読んでいただきたい一冊です。また、20年後、30年後もビジネスリーダーとして注目すべき存在であろう岩瀬氏の、今の言葉に触れておくことも大切だと思っています。ちょっと笑えて、元気が出る本でした。

三省堂書店有楽町店 岡崎史子さん

いい意味でタイトル通りの本ではありません。もちろん新入社員の人にも読んでほしいですが、中堅どころの社員が読んだほうが、感じるところが多いかもしれません。変化球なアドバイスが書かれているわけではありませんが、その分基本的なことの大切さも実感できると思います。タイトルに騙された人にも手にとってもらいたい本です。

文教堂書店浜松町店 岩西克憲さん

タイトルこそ「入社一年目」となっていますが、入社3〜5年目の少し慣れてきた若手社員がメインターゲットと言ってもいい内容だと思います。社会人になって10年以上になる私が読んでも、様々な気づきがあり、多くの人に読んでもらいたい一冊です。

中経出版 営業推進部 大森三規雄さん

「入社1年目」だけではなく,10年選手にも役立つ本です。また,「入社1年目」という意味では,社会人1年目だけではなく,転職1年目にも役立つ本です。若い人は,この本に載っていることを,一つでも多く実践すること,また,中堅〜ベテランビジネスマンは,この本を読んで反省するとともに,自身の方向修正ができれば,会社も社会も,もっとよくなることでしょう。

(株)Z会教材編集部理科課 菅亮一さん

新社会人が仕事をしていく際の心得を50あげている。中には「どっちでもいいのでは?」と思えるようなハウツーものもあるが、まえがきにある「頼まれた仕事は必ずやりきる」「50点で構わないから提出する」「つまらない仕事はない」という3つの原則をはじめ、仕事に対して必要な基本的姿勢が示されているものも多いと思えた。入社1年目の人だけでなく、すでに仕事をしている人間でも改めて学ぶところが多くあると思う。(亜紀書房ZERO事業部・土肥雅人)

亜紀書房ZERO事業部 松戸さち子さん

岩瀬さんのようなウルトラな経歴の持ち主が「あたりまえのこと」を淡々と語るところに説得力がある。よきアドバイスと説教の違いがわかる一冊。

プレジデント社書籍編集部 中嶋愛さん