選評
自分のアタマで考えよう

遠藤功氏、出口冶明氏の思想とも通ずるところが多い。本書を読んで賛同する部分は多いが、著者の意見をまた盲信していては本末転倒だと自戒している。

ATパブリケーション株式会社 桑田篤さん

おちゃらけ社会派とは言うが、政治経済、お金、ビジネスに於いて鋭い洞察力が小気味よく楽しい。Webで見るお気に入りリストも楽しませてくれる。1冊で2度美味しいお得感が素敵です。きっと聡明な美女なんだろうな。

文教堂新大阪店 片桐明さん

仕事をしていくうえで、生きていくうえで、もっとも大切なテーマのひとつだと感じます。本の細部がどうこうではなく、この直球なテーマをストレートに伝えた著者に大変感心しました。この本を読んで以来、毎日寝る前に30分、何ものにもとらわれず自分で考える時間をとるようにしたところ、仕事にもとてもいい効果がありました。昨年、もっとも影響を受けた本です。

株式会社アスコム 黒川精一さん

巷に溢れる、フレームワークを用いた外資コンサル系の思考書の、ひとつの熟成というか、完成というか。基本的な思考のフレームをつかって、世の中を、文字どおり「自分のアタマで考えてみる指針とスキルが示されているため、弊社でも内定者研修に使っている。「思考実験」の題材として選んでいるトピックスにもセンスを感じる。自分の仕事そのものではなく、社会を批評にもちいるところが、2011年を感じる。

ディスカヴァー・トゥエンティワン取締役社長 干場弓子さん