創業者であるハワード・シュルツが、スターバックスのCEOに返り咲いてから、苦境に立たされていたスターバックスをいかにして再生に導いていったのかといったことを追体験できる素晴らしい本です。こんなトップのもとで働ける社員や従業員というのはとても幸せだろうなと読んでいてつくづく感じました。「一杯のコーヒー、一人のパートナー、一人のお客様、一つの体験。」この言葉に全てが集約されています。スタバ本にはずれなし。
丸善・丸の内本店 田中大輔さん
『スターバックス成功物語』に続く、スターバックス創業者ハワード・シュルツ氏2冊目の著作。前作が文字通り「スターバックスが成功するまで」を描いた一冊だとすれば、本書はその失敗と再生を描いたものと言えるだろう。業績を落としていた同社をどのように復活させたのか、奇跡的な回復がなぜ可能だったのか、またシュルツ氏がどんな思いから復帰し、何を考えて決断を下してきたのか等々が詳しく描かれている。困難な時代に立ち向かう企業にとって最高のケーススタディとなるだけでなく、「負けないためではなく、勝つための挑戦だ」など、端々に登場するシュルツ氏の力強い言葉が読者にも勇気を与えてくれる一冊。
ブログ「POLAR BEAR BLOG」 小林啓倫さん