選評
僕は君たちに武器を配りたい

ざっくり言うと高学歴な学生へ向けた人生の指南書のように感じた。こういうと取っ付き難い感じもするが内容は、知っておかなければならない知識、非常に現実的、そしてこれもまた事実であること。こういった本がまだベストセラーになる事は非常に嬉しいもので同著者が出している「武器としての決断思考」と合わせておススメです。

ブックセンタークエスト黒崎本店店長 今里文彦さん

これから社会にでていく人間が、どのように「武器」を持ち、自身をコモディティ化させずに生き残るか。学生にはぜひおすすめしたい1冊。「スキルよりも教養を。」という考え方は、30代以上でも仕事観の視野、選択肢を広げるためにも有益。

旭屋書店営業部仕入統括課 西山純子さん

入荷してきたときに、この本は売れる!と思いました。国にも会社にも頼れない、そんな時代に自分で自分の道を切り開くにはどうしたらよいのか? 時代が求めていた一冊だと思います。

紀伊國屋書店新宿南店5階 堀内しげみさん

多くの人が、今の時代に閉塞感を感じている。しかし、何が問題であって、それが自分自身にどういう影響を及ぼしているのかを客観的に考える人は少ない。この本では、厳しい現代社会を生き残るために、どう考え、どう行動していくべきかが、面白い視点で書かれている。英語・IT・会計の勉強を否定するなど、少し極端に走りすぎた部分はある。しかし、この本から学んだ考え方を「武器」としてビジネス社会で成長していける若者は多いと思う。

株式会社日経サービス 嶋田有孝さん

この本は10年代を生き抜く為の必読書と言っても過言ではありません。生きていく上で武器になる話がこれでもか!と詰め込まれています。正直こんなこと書いちゃって大丈夫なの?と思うような過激な話もあり、人によっては世の中の見方が変わってしまうかもしれません。それくらいインパクトがあります。リベラルアーツの重要性、スペシャリティを目指すこと、投資家としての視点など、自分にとって一番実になることが多い本でした。

丸善・丸の内本店 田中大輔さん

投資家的な生き方のすすめ本。「日本の国内市場は先細り間違いなし」「専業主婦はハイリスク」など厳しい言葉も並ぶ。批判するつもりではなく、良い点だけ拾い上げる観点で読めば、使える武器が多数見つかる。

ブログ「せんちえ」 せんちえ慶次さん

勝ち残る為の6つの生き方を解説。これから社会に出る人に向けてあるが、キャリアを積んだ大人でも読める懐の深さがある。今の自分を客観的に分析し高性能に拡張することで、若者アウト!と言ってみるのも面白い。

文教堂新大阪店 片桐明さん

新たな論客に期待する。

日経ビジネスアソシエ 坂巻正伸さん