ごあいさつ

佐々木 圭一 (Keiichi Sasaki)
コピーライター、作詞家、上智大学非常勤講師。上智大学大学院を卒業後、97年博報堂に入社。後に伝説のクリエーター、リー・クロウのもと米国で2年間インターナショナルな仕事に従事。日本人初、米国の広告賞One Show Designでゴールド賞を獲得(Mr.Children)。アジア初、6ヵ国歌姫プロジェクト(アジエンス)。カンヌ国際クリエイティブアワードで計5つのライオンを獲得、さらにAdFestでゴールド賞を2つ獲得するなど、入賞受賞合計51のアワードを獲得。郷ひろみ・Chemistryの作詞家としてアルバム・オリコン1位を2度獲得。

まさかの受賞、書店の方々、読者の方々、ありがとうございます!感激です!

人は一日に22回お願いをしています。そこで「イエス」と言われることもあればと「ノー」言われることもあります。もし、今まで「ノー」と言われていたものを一つであったとしても変えることができたら。例えば「デートしてください」よりも、「驚くほど旨いパンケーキ屋があるんだけど、行かない?」のほうが相手は「イエス」と言いやすい。そこには実は、技術があるのです。

一般的に伝え方はセンスと思われており、自分はセンスがないと諦めがちです。ですが伝え方は「センス」ではなく「技術」です。誰でも学ぶことができるのです。日本人が「伝え方」を身につければもっと、日本は幸せになると考えています。今回の受賞が、ほんの少しであったとしても日本を幸せにするきっかけになれたら何よりも嬉しいです。

担当編集者に聞く! ダイヤモンド社 土江英明

本書を、書店賞に選んでいただきありがとうございました。

「ステップ1・自分の頭の中をそのままコトバにしない」
「ステップ2・相手の頭の中を想像する」
「ステップ3・相手のメリットと一致するお願いをつくる」

この3つのステップは、本書で出てくる『「ノー」を「イエス」に変える3つのステップ」です。自分の伝えたいことを押し付けるのではなく、「相手も自分もハッピーになる答えをみつけていく」という著者の考え方を、多くの読者に共感していただいたこと、とても幸せに感じています。

半生をかけて築きあげてきた「伝え方の法則、レシピ」を惜しみもなく公開していただいた著者の佐々木圭一さんに感謝しております(有名ラーメン店の秘伝のタレを全公開してしまったようなものですから)。

うまくいかなくて悩んでいた読者が、この本がきっかけになって夢に一歩でも近づいていけたら、と願って本書を編集させていただきました。多くの読者の方に、この想いが届きとても幸せに感じております。