ごあいさつ

山形 浩生 (Yamagata Hiroo)
大手シンクタンク研究員、評論家、翻訳家。著書に『新教養主義宣言』『要するに』(ともに河出文庫)、『訳者解説』(バジリコ)ほか。訳書はトマ・ピケティ『21世紀の資本』(みすず書房)、ビョルン・ロンボルグ『環境危機をあおってはいけない』(文藝春秋)、ポール・クルーグマン『さっさと不況を終わらせろ』(早川書房)など多数。

名誉ある賞をいただきまして、大変に感激しております。ピケティ『21世紀の資本』が大きな成功をおさめましたのも、原著の持つ力が大きかったことに加え、みなさまのような目利きの読者や評者、さらには書店様のご尽力あってのことと考えております。この賞の今後ますますのご発展をお祈りしております。

* 受賞理由:出版業界の枠を超えて社会現象にまでなった『21世紀の資本』を始め、数多くの経済書・ビジネス書の翻訳を通じて日本社会に貢献した功績に対して